カープ親父の雑記帳

カープ好きなおっさんの日々の記録。が、いつの間にかほぼ昆虫飼育記になっていた……。

さらば、丸佳浩

我が広島カープ丸佳浩がFAにより巨人へ移籍することが発表された。FA宣言した時点で覚悟はしていたけれど、様々な報道が出る中で基本線は残留だのなんだのがあって、宣言残留を少し期待していた自分もいた。が、結果はやはり巨人への移籍。

正直言ってまだ自分の気持ちがまとまっていないので、これを書くことで広島カープ丸佳浩に対する想いを整理して決別をしたいと思う。

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ちょうど写真が残っていたが彼を知ったのは2011年4月19日、対横浜戦で彼がプロ初ホームランを打った試合。東日本大震災の影響により、ど平日の昼間に試合が組まれており、ガラガラかと思いきやカープ側はそこそこファンが入っていて驚いた記憶がある。

当時、俺は前職を辞めてフリーを謳歌しており、ど平日のこの浜スタ3連戦も皆勤。そして、この3連戦でプロ初ホームランを含め大活躍した丸佳浩は、ヒロインで言った「顔のデカイ丸です!」のキャッチフレーズと共に、我々カープファンに鮮烈な印象を残し、その勢いのまま一気にレギュラーを奪取することになった。


カープ 丸 佳浩 プロ初 ホームラン ヒーローインタビュー 2011.4.19

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ちなみにこれ、浜スタで勝ってまだ8戦目ながら単独首位に立ったことが嬉しくて思わず撮ってしまった写真。最近ファンになった人には信じられないだろうが、少し前はこんな感じだったのよ、カープは。

その後、左が全然打てない等々もあり、思ったような成長曲線を描けずにもがき苦しみながらもカープの主軸を担い、緒方の背番号9を引き継ぎ、ついにはセ界最強打者にまで上り詰めた。もう顔のデカイだけの丸ではなくなっていた。

カープの3連覇は間違いなく丸佳浩がらいなければ達成することはできなかった。特に今年は鬼神のごとく打ちまくり、ここぞという場面で必ず打ってくれる本当に頼もしい存在だった。

そんな彼が抜けることは残念でならないし、とんでもなく淋しい。

来期以降FAになる選手の兼ね合いもあるだろうが、カープが最高の条件で丸に交渉したかは疑問が残るし、なにより本人にしか分からない家族やカープや野球に対する想いがあるだろうから、今回の決断を否定することはしたくないかな、俺は。

しかし、FAで主力がガンガン抜けていくというイメージのカープではあるが、思えば近年はそんなこともなく落ち着いていたので、この感覚は懐かしさすら感じる。

虚しさ、淋しさ、やるせなさ。来年の開幕戦、巨人の背番号8を背負った丸を見ることになる辛さ。たまらねえなぁ……。

俺はカープファンだから、基本的にはカープを離れた選手に興味ははないけれど、それでも江藤、新井、金本しかり、見ると頑張れと思ってしまうんだよね。

今日という日までカープに全霊を尽くしてくれてありがとう。そしてさようなら、赤ヘル戦士の丸佳浩

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豪快に打ちまくれ 颯爽と駆け回れ

輝け丸佳浩 頂き摑み取れ

もうこの応援歌を歌うこともないだろう。巨人でダサい応援歌でも作ってもらえ!

本当に淋しいよ、さようなら。