初めての昆虫標本 その4【完成】
初めての昆虫標本作成、ついに?完成編。
※前回まではこちらから。
展足を終え、乾燥の工程に入ったのが先月末。あれから3週間経ったので確認してみると、バッチリ固定されている。
よし、これなら大丈夫そう!早速標本箱に入れちゃお〜う。
が、ここで大問題が発覚。
なんと作った標本箱だと高さが足りず、標本針が引っかかりフタが閉まらない……。解決策は標本針をぶった切ってフタが閉まるように短くするか標本箱を別のものにするか。
前者はあまりやりたくないので、何かないかともう一度100均のセリアに行ってみると、なんと大きいサイズのコレクションケースがあったではないか!サイズを測って大丈夫そうだったので、こいつを使うことにした。
それにしても新たに購入したコレクションケースは、下地にコルクシートが貼ってあるし、マグネットで開閉できるフタも便利だし、標本箱にピッタリじゃないの。最初からこれが欲しかったよ。まあ前回は売ってなかったから仕方ないんだけどさ。ちくしょー。
さて、箱の問題が解決したので、サクッとやっちゃります。
固定されていた針を一本ずつ慎重に抜いていき
PCでテキトーにラベルを作成して(ラベルには色々と細かいルールがあるみたいだけど無視)
標本箱に標本をブスっとさして、ラベルを貼って
最後に乾燥剤と防虫剤を入れて完成。
良いじゃないの!それっぽくできたじゃん!!
というわけで、初めての昆虫標本ができちゃいました。この程度のクオリティであれば特別な技術も全く必要ないし、費用も1000円強あれば十分。蝶とかは難しいけど、カブクワなんかの甲虫はとても簡単にできるからオススメ。
今までは思い入れがある個体でも泣く泣く埋葬していたけど、これからは標本にして残していけるのはありがたいね。
なにより今回、約20年前に飼育していたコクワガタの亡骸を標本という形で再び蘇らす(死んでるけど)ことができて本当に嬉しいよ。大切にします。